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ヘルニアは経過するもの

人から聞いた一文だから、それ以上のことは知らないが
「風邪の効用」という著書があり、「風邪は経過するもの」と説いているらしい。素晴らしい一文である。
著者の野口 晴哉氏は医師でなく、整体師だったとのことであるが、この一文に著者の素晴らしさが凝集されていると思う。
昨今の非常に問題のある口ばかりの整体師が増えている現況を見れば嘆き悲しんだに違いない。
風邪は経過する過程で免疫が成立し、克服すると体は強くなる。
克服しきれず、後遺症や死に至る危険がある時、また、克服すべく後押ししてやらないといけない時は勿論、治療が必要である。
上手に経過させてあげないといけない。
 
さて、私の守備範囲の「腰椎椎間板ヘルニア」も‘経過するもの’である。
腰椎椎間板ヘルニアは90%は手術なしで治癒する。痛い時期を上手く経過させてあげれば良いのである。
上手に、痛みを少なくして経過させたり、神経に必要以上悪さしないように経過させてあげれば良いのである。
さも、私だからヘルニアを手術なしで治せると誇大広告している整体師もいるようであるが、
そうでなくて、大体90%は手術なしで治るものなのである。
そういったところで、逆に何でもかんでも十把一絡げ(じっぱひとからげ)に同じように扱かわれ、
最悪の状態になってから、初めて医療機関に来る人もいる。
経過させてはいけないもの、強力な治療が必要なものが含まれているのである。
風邪のように免疫がつくわけでもなく、取り返しのつかない神経麻痺が残ってしまってから、後悔しても遅いのである。 
 
とりあえず痛みは引いて日常生活はできるが支障をきたす人、
治ったけど、治るまでが長くて、仕事にならなかった人達まで含めると、結構な割合と思うが、
それでも情報の錯乱している現在、インターネットで活字になれば何でも信じてしまう人や、
うまく話をする人にそうなんだと思ってしまう人は多いのだろう。
 
別に整体や整骨院などでなくても、問題提起されているPLDD(レーザーのみの治療)専門と謳い、
他の治療法は行わずに、十把一絡げにPLDDを自費診療でしまくっている医師もいる。
そして、それらの医師は得てして脊椎外科の専門医でないのが現実である。
悲しいかな、一般の人は情報錯乱社会において何を信じて良いか わからなくなっている気がする。。。
 
ただでさえ患者は判断に困っているのに、やらせランキングサイトや、偽くちコミサイトなんかが出回れば
もはや医療にモラルは無いのかとしか言いようがない。
 
当院に縁ある患者さんには、患者さんの頭が混乱しないようにきっちり説明をして、
納得して治療を受けてもらえるように心掛けるのみである。

 

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